
ポルシェ 911 SC エンジン&トランスミッションのオーバーホール

SAM's Worksメニュー
オーナーが入庫した理由
エンジンが綺麗に回らないとのこと。フィーリングはもちろん、パワーも定格が出ていない様子だった。あわせて、トランスミッションのオーバーホールと、効きの悪いエアコンに対策を施すことになりました。
サムスオートの所見



原因はスタッドボルトのガタ。ズレが生じてコンプレッションが出ていなかったことで、不完全な燃焼が起きてしまった。これがもとで不完全燃焼の混合気が触媒に流れてしまい燃焼したので、触媒がとけてしまったのだと思われます。
触媒がアメリカ排ガス規制対策用に後付けされたものだったことも、問題が起きた原因の一つだったと考えられます。
あわせて、エアコンが効かないという要望にお応えするため、コンプレッサーを新品の代替品にリプレイス。ステーのみをワンオフで制作し、ボディやフレームには手を加えずに交換しました。
施工の内容
- コンプレッションのチェック
- エンジンとトランスミッションを車体から取り外し
- エンジン分解、各パーツ状態の検査
- エンジンオーバーホール(加工、研磨、面研)
- 消耗品や劣化部品の交換
- エアコンのコンプレッサーを新品にリプレイス
- トランスミッションの分解、各パーツの状態検査
- エンジンとトランスミッションを車体に取り付け
- 試運転